臨床遺伝専門医の取得までの流れ Flow

ロードマップ

基本領域の専門医取得

認定に必要な専門医(認定医)について

日本専門医機構の専門医を保有していること

研修について

認定研修施設に在籍する医師の研修

施設の指導責任医に依頼してください。
研修施設で定められたカリキュラムがありますので、指導責任医の指導に基づいて研修を進めてください。
認定試験の受験申請に当たっては、以下の条件を満たす必要があります

  1. 周産期・小児期・成人期・腫瘍において行われる遺伝医療領域の20例以上の症例を担当もしくは陪席する.20症例には全ての領域を含み、各領域の症例数は少なくとも3症例を要する.20症例のうち5症例は詳記を記載し、詳記の5症例には周産期、小児期、成人期、腫瘍の各領域を含むこと.更に5症例のうち少なくとも3症例は申請者自身が遺伝カウンセリングを行う.
  2. 所属する施設で上記研修領域を網羅できない場合は,ロールプレイ実習のある以下の研修会に参加,不足領域のロールプレイに1回以上参加し,参加証明を添付した申請書に研修内容を記載する.
    • 日本遺伝カウンセリング学会
      遺伝カウンセリング(GCRP)研修会(オンライン開催)
  3. 定期的に開催される症例検討会および教育的行事に参加する.
  4. 研修期間中に少なくとも2回は日本人類遺伝学会または日本遺伝カウンセリング学会の学術集会に出席すること。
  5. 臨床遺伝関連の論文または総説2編以上を発表すること(研修期間外の論文も可)。臨床遺伝に関する学会発表2回で論文1編に代える事が可能(共同演者を含む)

*研修期間内に認定研修施設外での研修をした場合、その期間に応じて研修会の参加単位・ロールプレイ実習が必要です。必要単位数、ロールプレイ実習回数について、換算表をご確認ください。
臨床遺伝専門医受験申請のための単位数及びロールプレイ回数の換算表(PDF)

認定研修施設以外の施設に在籍する医師の研修

指導医一覧から最寄の施設名と指導医を探して、直接指導依頼を行ってください。
認定研修施設以外の施設に在籍する医師が研修を行う場合は、以下の要件をすべて満たす必要があります。対面指導可能な指導医を探し、その指導医の指導のもと、研修を進めてください。

  1. 指導医資格をもった臨床遺伝専門医に研修指導を依頼し,承諾の上,研修開始届けに必要事項の記載を得ること.
  2. 以下の研修会に参加し研修単位を20単位以上取得すること.
    • 日本人類遺伝学会
      遺伝医学セミナー:10単位
    • 日本遺伝カウンセリング学会
      遺伝カウンセリング(GCRP)研修会:5単位
  3. 上記研修会(GCRP研修会)におけるロールプレイ実習に合計6回以上参加し参加証明を取得し,参加証明を添付した申請書に研修内容を記載する.
  4. 遺伝カウンセリングを含む遺伝医療を20例以上担当もしくは陪席し,指導医の対面指導を受けること.この20例の遺伝医療には,周産期・小児期・成人期・腫瘍において行われる遺伝医療のすべての領域が含まれること.20症例には全ての領域を含み、各領域の症例数は少なくとも3症例を要する.
    なお,複数の指導医による対面指導を合計することができる.20症例のうち5症例は詳記を記載し、詳記の5症例には周産期、小児期、成人期、腫瘍の各領域を含むこと.
    更に5症例のうち少なくとも3症例は申請者自身が遺伝カウンセリングを行う.
  5. 研修期間中に少なくとも2回は日本人類遺伝学会または日本遺伝カウンセリング学会の学術集会に出席すること。
  6. 臨床遺伝関連の論文または総説2編以上を発表すること(研修期間外の論文も可)。臨床遺伝に関する学会発表2回で論文1編に代える事が可能(共同演者を含む)

*2.3の単位とロールプレイ実習に関し、研修期間内に認定研修施設での研修をした場合、必要単位数、ロールプレイ実習回数について換算表をご確認ください。
臨床遺伝専門医受験申請のための単位数及びロールプレイ回数の換算表(PDF)

研修記録用紙記入の手引き

研修記録用紙記入の手引き(PDF)

研修開始登録

研修開始登録から申請まで